手や足を失ってしまった時、実際には存在しない手や足に対して、痛みを感じることがあるという話をテレビ番組で何度も見たことがあります。
私個人の話ですが、最近、脳の全体としての働きが以前に比べて随分理解できてきたと思っています。
で、ふと、幻肢痛について思ったのですが、NLP(Neuro Linguistic Programing(神経言語プログラミング))という流派?で用いられているビジュアル・スクアッシュという手法を応用すると解決できるかもしれないと思っています。
ビジュアル・スクアッシュというのは、異なる二つの気持ちをイメージ化し、そのイメージを統合する操作をすることによって、統合しようとする手法だと理解しています。
この場合、取り扱うイメージは、(1)以前の身体イメージ と(2)現在の身体イメージの2つです。
実際は、脳の中では、イメージの統合というよりは、イメージの置き換えという変化が起こるだろうと予測しています。
もし、イメージの統合がうまくいかない場合は、まだ、「悔しさ」や「悲しみ」などの感情が適切に処理されずに残っていると考えられます。
その場合は、グリーフワーク的な対処をすると、イメージの統合はうまく進むと思います。
これは、全体の大まかな流れです。
実際には、人によって、細かな違いはあると思いますので、その辺も把握しながら進める必要はあると思います。
心理的な要因によって生じる肉体的な痛みへの対処はしたことがあります。
幻肢痛の方の心理カウンセリングを行ったことはありませんが、きっと、役に立つと思います。
それと、「痛いの痛いの飛んでいけ!」というおまじないがあります。
これも、真剣にやれば、効き目があるはずです。
ポイントは、痛いと感じる手足があった空間を見て、痛みが本当に飛んで行っているところを生々しくイメージしながら、飛んでいく先を目で追っていくことです。
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