「オオカバマダラの大移動と記憶」に関する妄想

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以前、何の番組かは覚えていないのですが、テレビでオオカバマダラという蝶の話をしていました。

その番組を見てから、ずっと気になっていたことを書いてみようと思います。

 

オオカバマダラは、大群で渡りをすることで有名な蝶です。

たぶん、「蝶のなる木」みたいな紹介のされ方をする映像は、一度は見たことがあるのではないかと思います。

で、気になったのは、オオカバマダラの渡りは、何世代かの世代をまたいで、渡りをするというところです。

普通、渡りというと、渡り鳥のように、渡りに出発して目的地に到着するまで、同じ個体によって実現されます。でも、このオオカバマダラという蝶は、4世代にまたがって、それを実現するということなのです。

自分が渡りに出発したら、目的地に到着するのは、自分ではなく、自分のひ孫だというのです。

 

なぜ、世代をまたいでの渡りが実現できるのだろう?

これが、私が引っ掛かったところです。

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大移動

北アメリカに分布する基亜種D. p. plexippusは、南北3500kmほどに及ぶ分布域内で、1年のうちに北上と南下を行うことが知られている。ただし南下1世代で行われるが、北上3世代から4世代にかけて行われるので、同じ個体が移動する渡り鳥とは厳密には異なる。

春にはカリフォルニア州からメキシコにかけてで見られる。これらは世代交代を繰り返しながら徐々に北上し、夏になると北アメリカ中部まで達する。そして8月頃、北アメリカ中部で羽化した個体が南下をはじめる。この世代は多くの花から蜜を吸い、体内に脂肪を大量に蓄える。この脂肪をエネルギーにして、春に移動が始まったカリフォルニアからメキシコにかけての地域を目指す。ロッキー山脈から東ではメキシコのミチョアカン州で越冬し、西ではカリフォルニア州の中部から南部で越冬する。10月頃にはこの地域の森林地帯で、木の枝に鈴なり状態となったオオカバマダラがみられる。このような木ではチョウの重みで枝が折れることもある。

南下する世代は、北上する世代よりも寿命が長い。この大移動にまつわる報告・研究も数多いが、大移動の理由の一つとしては「幼虫の食草を枯渇させないため」が挙げられる。

オオカバマダラ WikiPedia より

多くの場合、こういうことは「本能によって、そのような行動が起こる」と片付けられがちです。

でも、その本能は、いったいどのように実現されているのでしょう?

 

深く考え抜きたいところなのですが、知識も情報も足りないので、今の私にはそれはかないません。

そこで、本能をほんの1ミリだけ掘り下げてこの投稿は終わりにしたいと思います。

  • 本能は、遺伝子(DNA)に刻み込まれた種(しゅ)の記憶によって、実現されている

 

この辺のことは、何となくみんなが想像しているところだと思います。

 

しかし、この記憶は、同じ場所で同じように生存することは実現できても、世代をまたいでようやく完結する一連の行動を遂行するには不十分だと思えるのです。

そして、それを実現するためには、ここにもう一つの記憶が必要だと想像します。

親の「どこからここまで移動したか?」という記憶が無ければ、一連となる行動を継続させることはできないと思うのです。

 

少し話はそれますが、行列の中から蟻(あり)を1匹つまんで、行列からちょっと離れたところにおいてやると、その蟻は道に迷って、行列には戻れなくなってしまいます。

これを、行動フェロモンによる理論で説明する人は多いでしょうが、私は、これは、蟻の目の前の現実と記憶に食い違いが生じるために陥る状態だと考えています。

 

これと同じように、オオカバマダラのオスとメスを1匹ずつ捕獲して、例えば、第一世代の繁殖地から、第三世代の繁殖地へ運び繁殖させ、そこで生まれたそれらの個体の第二世代の蝶がどのように行動するのかを観察すると、もしかしたら、面白いことが分かるかもしれないと思います。

 

以前、蟻の観察から、個体をまたいで伝わる記憶について妄想しました。(蟻の行動に関する仮説

そして、今回は、世代をまたいで伝わる記憶について妄想してみました。

とりあえず、今は、こんなところです。

 

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