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香港物理学者が「タイムトラベルは不可能と証明」という記事について

「どんな物体も光の速度を超えることはできない」ということを証明したという記事を見かけた。

「タイムトラベルは不可能と証明」、香港物理学者 国際ニュース : AFPBB News

【7月25日 AFP】
「どんな物体も光の速度を超えることはできない」との理論物理学者アルバート・アインシュタイン(Albert Einstein)の理論に、光の粒子である「光子1個」が従っていることを証明したと、香港の物理学者たちが発表した。つまり、SFの物語外では、タイムトラベルが不可能であることが示されたことになる。

香港科技大学のウェブサイトに掲載されたプレスリリースは、「アインシュタインは光速が宇宙の移動の法則であること、単純にいえば、どんな物体も光速を超えることはできないことを主張した」「Du教授の研究は、光の量子である光子1個が、電磁波と同様に、宇宙の移動の法則に従うことを証明した」と述べている。

プレスリリースによると、研究の結果、「光子1個は光速を超えることはできなかった。アインシュタインの因果律、すなわち結果は原因なくして起こりえないとする主張が正しかったことが確認された」という。

ど素人科学者の私は、その論文を読んでも理解できないので、読んでいません。

(光子を確認できるというのが??って感じもするのですが・・・)

ですが、仮に、この記事が紹介する証明が正しいとしても、恐らく、

  • 宇宙の膨張速度光速超えないことの証明にはなっていない

と想像します。

というよりも、むしろ、宇宙の膨張速度は、光速を超えている確率は高いのではないかと想像しています。

ど素人科学者の私は、それを直感的に感じるだけで、論理的に説明することはできません。

でも、このサイトで説明しているビッグバンの考え方に従えば・・・・

  • 宇宙任意の対角線上で起こる「陽子崩壊による物質の空間化」の際の膨張速度が、宇宙の膨張速度

ということになります。

(ちなみに、このサイトのビッグバンの考え方というのは、過去のビッグバンの余韻によって(慣性の法則に従って)宇宙が膨張しているのではなく、物質の空間化(陽子崩壊)によって、宇宙空間が広がっているという考え方です。)

無限に広がる宇宙空間の任意の対角線上の膨張速度を足し合わせていくのですから、光速なんて簡単に超えてしまいそうに思えるのです。

ついでに、タイムとラベルについて前から思っていることを書いておきます。

恐らく、相対性理論を引き合いに出してタイムトラベルを語っても、それは光学的なタイムトラベルのことしか言えないのだと思うのです。

それを、物理的なタイムトラベルと混同して語られてしまっているような気がします。

今回紹介した記事の証明で「タイムトラベルが不可能であることが証明された」と書かれていますが、このタイムトラベルも、この光学的タイムトラベルを指していると思われます。

しかし、多元的空間が存在するならば、例えば、我々が光速を超えることができなくても、別の次元を介することによって、我々は間接的光を追い抜くことができそうな気がします。

ただ、この場合においても、可能なタイムトラベル光学的タイムトラベルであって、物理的なタイムトラベルではないでしょう。

最後に、物理的なタイムトラベルの方は、普通に考えて

  • 物理的タイムトラベル不可能である」

直感的に結論付けても良いと思っています。

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