【9月23日 AFP】
素粒子ニュートリノが質量を持つことの最終確認を目指す国際共同実験OPERA(オペラ)の研究グループは22日、ニュートリノの速度が光速より速いことを実験で見出したと発表した。
確認されれば、アインシュタイン(Albert Einstein)の相対性理論に重大な欠陥があることになる。
実験では、スイスの欧州合同原子核研究機構(European Centre for Nuclear Research、CERN)から730キロ先にあるイタリアのグランサッソ国立研究所(Gran Sasso Laboratory)へ、数十億のニュートリノ粒子を発射。
光の到達時間は2.3ミリ秒だったが、ニュートリノの到達はそれよりも60ナノ秒ほど早かった(誤差は10ナノ秒以下)。
ニュートリノの速度は毎秒30万6キロで、光速より毎秒6キロ速いことになる。
OPERAのスポークスマンを務める物理学者のアントニオ・エレディタート(Antonio Ereditato)氏は、「ニュートリノの速さを知るための実験だったが、このような結果が得られるとは」と、本人も驚きを隠せない様子。
発表に至るまでには、約6か月をかけて再検証や再テストなどを行ったという。
詳しいことはこの記事からは分かりませんが、このような観測をするときは、たぶん、
- 地下に設置している加速器を使って、地中に向けて素粒子を放出させ、カミオカンデのような地中の施設で観測をする
というような流れになるのかなと想像しています。
記事からは、光とニュートリノの速度を比較したように読めます。
速度を比較するためには、光の通る経路とニュートリノが通る経路を完全に一致させる必要があります。
「一致させなくても論理的に補正できる」ということもあるのかもしれませんが、このようにナノ秒単位の比較をするためには、実測値で比較しなければならないと思います。
また、論理値(光速)と比較しても比較にはなりません。
ここで疑問です。
この記事の観測において、光の通る経路とニュートリノが通る経路が完全に一致する環境を整えられるのだろうか?
なんか怪しそうな気がします。
記事の書き方がおかしいから、そう思ってしまうのかな・・・。
6ヶ月も検証をしたということだしな・・・。
もう少し詳しい情報を知りたいところです。
(調べようとは思いませんが・・・・)
それはともかく、相対性理論などに縛られない画期的な発見はないのかなぁ~。
妄想する素人科学者は、物理学の行き詰まり感を、ちょっと感じた記事でした。
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